今年も大変お世話になりました。2021年 もよろしくお願いします!

2020年も残りわずかとなりました。
今年のコミュニティシネマセンターは、コロナウィルスの感染拡大の上映者への影響に対応していくことに専心してきました。
その中で、映画を愛する人たち、ミニシアターを大切に思う多くの人と出会い、SAVE the CINEMAやWeNeedCultureといった活動が始まりました。全国コミュニティシネマ会議を例年のような形で開催することはできませんでしたが、12月に開催にこぎ着けることができて本当に嬉しかったです。
これからも、今年の活動の中で生まれたつながりを大切にして、ミニシアター、コミュニティシネマ活動を盛り上げていくための活動を続けてまいります。

2020年秋にスタートとしたアートハウス・プロジェクトでは、全国各地のミニシアターや上映団体と共同で、トークイベントやレクチャー、他ジャンルのアートとのコラボレーション企画や海外との交流事業を実施、1月半ばには、全国の“アートハウス”の上映関連イベントのプラットフォーム「Arthouse Press (arthousepress.jp)」を立ち上げます。

今年はコロナ禍で大変な年になりました。来年が少しでもよい年になりますように。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2021年はじめに実施するコミュニティシネマセンターの主な事業

映画ミーツ浪曲、松本、那覇で開催

 

全国好評巡回中の映画ミーツ浪曲、2021年は、松本(長野)と那覇からスタートします!

2021年1月10日(日)13:00- まつもと市民芸術館(小ホール)
無声映画『天保泥絵草紙』活弁上映[活動写真弁士:坂本頼光|三味線伴奏;沢村さくら]
浪曲口演「河内山と直侍」[浪曲師:玉川奈々福|曲師:沢村さくら]
https://www.cinema-select.com/

2021年1月16日(土) 桜坂劇場[那覇]
10:30- 映画『新佐渡情話』上映+浪曲口演「金魚夢幻」
14:30- 映画『忠臣蔵 暁の陣太鼓』上映+浪曲口演「俵星玄蕃」
17:30- 映画『世紀は笑ふ』上映+トークショー
浪曲師:玉川奈々福|曲師:沢村豊子
https://sakura-zaka.com/

全国各地の上映イベント情報を紹介するポータルサイト「Arthouse Press/藝術電影館通信」の開設

2021年1月中旬サイトオープンの予定です!詳細については新年早々にお知らせいたします。

アー ト・マネージメント・ワークショップ・イン東北 紫波(岩手)で開催

映画の仕事と上映を学び、地域と映画を考える、実践的なワークショップ。今年は岩手県紫波町で開催します!
2021年1月17日(日)ほか、紫波町オガールプラザで実施

「映画上映活動年鑑2020」の発行(2021年3月末発行予定)

幅広い視点から映画の上映をとらえ、様々なデータによって紹介していています。
映画館での興行に加え、年間150以上開催されている映画祭や、映画上映を行う公共ホール、フィルムアーカイブやシネマテークといった上映施設リストを掲載。
「全国コミュニティシネマ会議2020/コロナ禍のミニシアター(上映者)」の採録や、2020年11月にミニシアターに対して実施したアンケート調査結果等も掲載予定です。

フランス映画の現在 ユーロスペースで開催(2月中旬~)

お問い合わせ:コミュニティシネマセンター(film@jc3.jp|050-3535-1573)

全国コミュニティシネマ会議2020 開催決定&申込開始!

★定員につき、会場参加の募集は終了しました。[12/11]★

★「報告」登壇者決定★
報告団体(予定・順不同)
シネマテークたかさき・高崎映画祭 / ユーロスペース(東京)/ シアター・イメージフォーラム(東京)/ Bunkamura ル・シネマ(東京)/ 横浜シネマ・ジャック&ベティ / 金沢シネモンド / 豊岡劇場 / Denkikan(熊本)/ シネマ5(大分)/ 川崎市市民ミュージアム / 松本CINEMAセレクト / アテネ・フランセ文化センター(東京・予定)/ 桜坂劇場(那覇)/ ほとり座(富山)/ フォーラム(東北)/ 元町映画館(神戸)/ シネマ尾道 / 兵庫県映画センター / ホールソレイユ(高松)/ シネマスコーレ(名古屋)/ シネマアイリス(函館)
以上21館(団体)

★出演者追加のお知らせ★
ディスカッションに、俳優の渡辺真起子さん(ミニシアターを応援するキャンペーン「Mini Theater Park」を井浦新さんと斎藤工さんとともに立ち上げた)が出演されることが決まりました!(12/2)
Mini Theater Park http://minitheaterpark.net/

全国コミュニティシネマ会議は、映画上映を行う人たちの情報交換と研究報告、ディスカッション、そして交流の場として、1996年から毎年開催されています。

今年の会議は、「コロナ禍とミニシアター(上映者)」というテーマで、12月16日[水]にユーロライブ(東京・渋谷)で開催します!

第一部では、国内外のミニシアターをはじめとする上映者が出演、コロナ禍の上映現場の生の声を報告します。
ディスカッションでは、コロナ禍でミニシアター支援の動きを始めた人たちに登壇してもらい、コロナ後のミニシアターやコミュニティシネマのあり方について話し合います。

今回は会場参加に加え、オンライン配信でも実施します。(要申込)
皆様のご参加をお待ちしております!

>>詳しくはこちらから

映画の作り手のための上映入門講座12/5より映画美学校で開催!(募集終了)

ミニシアター支配人など現場のプロから 映画館での公開や地方の上映に必要な基本的な知識を学ぶ

映画の作り手(製作・監督等)のための上映入門講座(募集を終了しました)

12月4日[金], 5日[土], 12日[土]に映画美学校で実施!オンラインでも受講可能!

デジタル技術の進歩によって映画制作がより身近になり、誰もが映画を作ることができるようになりました。
製作本数・公開本数は急増し、映画制作を教える大学や専門学校も増えています。
その一方、映画の”上映”について学ぶ機会はほとんどありません。

去年の全国コミュニティシネマ会議のシンポジウム「上映者が作り手を育てる!」の中で、山戸結希監督ら登壇者より、「作り手自身も、映画館の現状や上映の過程を知る機会があったらいい」という意見がありました。

この講座では、「自分たちが作った映画を映画館で上映したい!」と考える若い作り手を対象に、ユーロスペースポレポレ東中野といった東京のミニシアターや、出町座(京都)やシネマテークたかさき(群馬)、松本CINEMAセレクト(長野)といった地域のミニシアター等、インディペンデント映画を積極的に紹介している現場のプロが、上映に必要な基本的な知識を伝授します!

多くの方のご参加をお待ちしています!


映画の作り手(製作・監督等)のための上映入門講座

実施日|2020年12月4日[金],5日[土],12日[土] 全5コマ
会場|映画美学校(オンラインでも参加可能)

【講座内容】

    • ❶12/4[金]19:00-21:00 事例紹介―インディペンデント映画が劇場公開されるまで
       城真也(『アボカドの固さ』監督)、西原孝至(『シスターフッド』監督)ほか
    • ❷12/5[土]14:30-16:00 映画上映に関する基礎知識―ミニシアターって何だ?
       コミュニティシネマセンター(岩崎ゆう子、小川茉侑)
    • ❸12/5[土]16:30-18:30 ミニシアター支配人に聞く① 地域におけるインディペンデント映画の上映
       田中誠一(出町座)、宮崎善文(松本CINEMAセレクト)、志尾睦子(シネマテークたかさき)
    • ❹12/12[土]14:30-16:30 ミニシアター支配人に聞く② 東京のミニシアターとインディペンデント映画
       北條誠人(ユーロスペース)、大槻貴宏(ポレポレ東中野)
       聞き手:長村亜紀(ミラクルヴォイス 宣伝部)
    • ❺12/12[土] 17:00-18:30 講師たちとのフリーディスカッション
参加対象|18才以上。映画館での上映を考えるインディペンデントの映画製作者ならどなたでも参加できます。
会場参加|7,500円(定員10名)オンライン|5,000円(定員30名)

※お申込みに関する確認メールは、11月20日以降にお送りいたします。
※申込状況によって抽選となる場合がございますので、予めご了承ください。

※各講座の詳細や申込方法については、チラシをご参照下さい。(募集終了)
主催:文化庁 令和2年度「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」 一般社団法人コミュニティシネマセンター
共催・制作協力:特定非営利活動法人映画美学校
制作:コミュニティシネマセンター
お問い合わせ:コミュニティシネマセンター(Email:film@jc3.jp Tel:050-3535-1573)

11/14[土]日韓ミニシアター同時上映&トークイベント、横浜と高崎で開催!

11/14[土]17:00- 日韓のミニシアターがつながる!

仁川インディペンデントフィルムツアー 日韓同時上映&トーク

横浜シネマ・ジャック&ベティ、シネマテークたかさき、仁川ミリム劇場で開催!

去年に続き、今年も日韓のミニシアターが交流します!
2019年の全国コミュニティシネマ会議「日韓コミュニティシネマ会議」には韓国のミニシアター関係者が参加し、日韓の映画上映者の交流が実現し、大いに盛り上がりました。(http://jc3.jp/wp/conference/
仁川のミリム劇場と横浜のシネマジャック&ベティは独自の共同企画も実施しました。
今年は、ミリム劇場が選んだ、若い作り手による、“仁川に関わりのある”短篇5篇を集めたオムニバス映画をミリム劇場とジャック&ベティ、それにシネマテークたかさきの3館で同時上映、3つの劇場をオンラインでつないで、監督や観客、そして映画館のスタッフらを交えたトークイベントを開催します。
12月23日[水]には大阪シネ・ヌーヴォでも上映&トークを実施。交流は広がっています!

日時 2020年11月14日[土]
17:00- 仁川短篇映画集上映(約120分)

  • 保護者(2020年/22分/監督·脚本:チョン·ヘウォン)
  • 私の本当の気持ち(2020年/27分/監督·脚本·主演:ジュヨン)
  • ギャラクシー・アイズ(2020年/17分/監督·脚本:イ·ミンソプ)
  • 監督募集中。(2019年/22分/監督·脚本:シン·ヨンヒ)
  • 後ろ向きに歩く(2020年/32分/劇映画/監督·脚本:バン·ソンジュン)

※作品詳細はこちらをご参照ください。

19:00- 各作品監督、各映画館スタッフ、観客らを交えたトークイベント

仁川インディペンデントフィルムツアー予告編

会場 横浜シネマ・ジャック&ベティ 横浜市中区若葉町3-51
シネマテークたかさき 群馬県高崎市あら町202
※韓国・ミリム劇場でも同時開催!
※大阪シネ・ヌーヴォでは12月23日[水]に実施します。

文化庁委託事業「文化芸術収益力強化事業」
主催:文化庁、特定非営利活動法人 映像産業振興機構(VIPO)、一般社団法人コミュニティシネマセンター、横浜シネマ・ジャック&ベティ、シネマテークたかさき、大阪シネ・ヌーヴォ、ミリム劇場 制作:横浜シネマ・ジャック&ベティ、シネマテークたかさき、大阪シネ・ヌーヴォ、一般社団法人コミュニティシネマセンター 協力:仁川独立映画協会

問い合わせ|コミュニティシネマセンター(Tel:050-3535-1573/film@jc3.jp

上映者のためのコンプライアンス講座「コミュニティシネマをめぐる労働環境とハラスメントを考える」のご案内

コミュニティシネマセンターでは、8月21日から4回にわたり、上映者のためのコンプライアンス講座「コミュニティシネマをめぐる労働環境とハラスメントを考える」を実施いたします。

2019年6月、改正労働施策総合推進法が公布され、職場でのハラスメント対策の強化が企業に義務付けられました。
ミニシアターや劇場など、文化芸術の分野でのハラスメントも問題になることが増えています。
ミニシアターや上映団体が考えねばならないコンプライアンスとは何か。必要なガバナンスとは何か。
専門家の話を聞き、基本的な知識を得るとともに、自身の現状を見直し、対策を考えます。

この講座は、映画館(ミニシアター)やシネマテーク、映画祭事務局など、上映者を対象に実施いたします。
コミュニティシネマセンター会員以外で参加をご希望の方は、
コミュニティシネマセンター(Email: film@jc3.jp / Tel:050-3535-1573 )までお問い合わせ下さい。

コミュニティシネマのコンプライアンス講座
コミュニティシネマ(ミニシアター・上映者)をめぐる労働環境とハラスメントを考える
日程 ※2回目以降の日程は「予定」です。

(1) 2020年8月21日(金) 18:00~19:30
(2) 2020年9月24日(木)
(3) 2020年10月22日(木)
(4) 2020年11月26日(木)

オンライン講座(Zoomを予定)

全4回(1回ごとのお申込みはできません。)

定員

30名[上映者限定]
*定員になり次第受付終了。原則、コミュニティシネマセンター会員限定(団体会員優先)とします。

参加費

コミュニティシネマセンター会員は無料(会員以外の方はお問い合わせください)

申込方法

こちらのPDFをご参照下さい。

内容 ※講座の内容・順番は変更されることがあります。ご了承ください。

(1) 雇用に関すること
労働契約、正規・非正規、就業規則、労働時間の管理等々、雇用に関わる様々な問題を取り上げます。

(2) ハラスメントとは何か
2019年6月、改正労働施策総合推進法が公布され、職場でのハラスメント対策の強化が企業に義務付けられました。
新たに明記された企業の義務「パワハラ防止法」とは…。

(3) ガバナンスについて考える

(4) その他 上映者をめぐる法律について

講師

馬奈木厳太郎(まなぎいずたろう)弁護士
福島原発事故の被害者約4500名が国と東電に対し責任追及と被害救済を求めている「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟弁護団で事務局長を務めるほか、福島県広野町の高野病院、岩手県大槌町の旧役場�庁舎解体差止訴訟、N国党市議によるスラップ訴訟などの代理人を務める。演劇界や映画界の#Me Tooやパワハラ問題も取り組んでいる。
ドキュメンタリー映画『大地を受け継ぐ』(井上淳一監督/2015)企画、『誰がために憲法はある』(井上淳一監督/2019)製作、『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』(平良いずみ監督/2020)製作協力、『わたしは分断を許さない』(堀潤監督/2020)プロデューサーを務めた。演劇では、燐光群『憲法くん』(台本・演出坂手洋二/2019)の監修などを務めた。著書(共著)に、『あなたの福島原発訴訟』(2013年)、『国と東電の罪を問う』(2014年)、『福島を切り捨てるのですか』(2015年)などがある。SAVE the CINEMAプロジェクトの呼びかけ人でもある。

主催|一般社団法人コミュニティシネマセンター

7/18に「ミニシアターを救え!合同報告会」を無料ライブ配信|SAVE the CINEMA 署名活動は7/15[水]まで

SAVE the CINEMA / ミニシアター・エイド基金 / SAVE the CINEMA movement合同報告会
7月18日[土]18:30より、YouTubeにて無料ライブ配信

新型コロナウィルスの影響が拡大する中、ミニシアターを救うために、SAVE the CINEMAをスタートしました。
時を同じくして、映画監督の深田晃司・濱口竜介らが発起人となって「ミニシアター・エイド基金」が立ち上げられました。
それから3ヶ月、日本のクラウドファンディング史上最速・最高額を記録する3億3000万円が寄せられ、SAVE the CINEMAには9万人を越える署名が集まりました。
SAVE the CINEMA、ミニシアター・エイド基金、SAVE the CINEMA movementの3ヵ⽉間の活動を振り返る合同報告会を実施、ライブ配信します。

2020年7月18日[土] 18:30-21:00
配信URL:https://youtu.be/uew1tMyNRxU
※どなたでも無料でご覧いただけます。
※当日、配信トラブル等があった場合は、SAVE the CINEMA公式Twitterにて随時最新の情報を配信いたします。
タイムスケジュール(予定)*出席者、内容は当日変更となる可能性がございます。
第⼀部 これまでの活動報告

1.SAVE the CINEMA
諏訪敦彦[映画監督], 馬奈木厳太郎[弁護士/映画製作], 西原孝至[映画監督], 岩崎ゆう子[コミュニティシネマセンター]ほか

2.ミニシアター・エイド基⾦の活動
深田晃司[映画監督], 大高健志[Motion Gallery代表]ほか

3.SAVE the CINEMA movement の活動

第⼆部 パネルディスカッション「ミニシアターと映画界のこれから」(仮)

小林三四郎[STC/配給会社太秦代表], 舩橋淳[STC/映画監督], 北條誠人[STC/ユーロスペース支配人], 深田晃司, 井上淳一[STC/映画監督(司会)]ほか

第三部 プレス関係者との質疑応答
SAVE the CINEMA 要望書への署名運動は7月15日[水]12時まで!

4月6日にスタートした要望書への署名活動は、7月18日の合同報告会を前に、7月15日の12時をもって終了する事となりました。
SAVE the CINEMA「ミニシアターを救え!」プロジェクト 署名がまだの方はこちら:http://chng.it/ptsSjPxyqZ

コミュニティシネマセンターは、SAVE the CINEMAともに、ミニシアター(小規模映画館等)を支援する活動を続けていきます。どうぞよろしくお願いいたします。

公式HP(これまでの活動記録も掲載):https://savethecinema.org/
公式Twitter: https://twitter.com/save_the_cinema
公式FB: https://www.facebook.com/save.the.cinema2020/

『映画上映活動年鑑2019』のご案内

 
コミュニティシネマセンターでは、映画上映に関する報告書『映画上映活動年鑑2019』を作成しました。
この年鑑は、映画館での上映(興行)の動向に関する既存の情報に映画祭や公共上映等のデータ等、2019年の映画の上映に関する様々なデータを掲載しています。

本年鑑の編集作業を行っていた時期、徐々に新型コロナウィルスの感染が深刻な状況となり、外出自粛要請~緊急事態宣言~全国の映画館の休館・上映事業の休止という事態に進行していきました。
「2019年は、2000年代に入って最高の興行収入を記録した」と書いたのが1月末、それから2ヵ月後にこのようなことが起こるとは想像もできないことでした。上映者は現在もなお、コロナ禍の渦中にあり、この年鑑で紹介している「鶴岡まちなかキネマ」は閉館に追い込まれました。
2020年の映画上映活動年鑑がどのようなものになるのか予想できない状況です。
このような状況ではありますが、『映画上映活動年鑑2019』を何かの役に立てていただければ、嬉しく思います。

映画上映活動年鑑2019
A4変形 / 224ページ / 2020年3月刊行

  • 国内外の映画館での興行に関するデータを、わかりやすくグラフ化(詳細な解説付き)
  • 全国の映画祭や、映画上映を行う公共ホール公共の映画上映施設(シネマテーク)リストを掲載
  • 2010年代以降に全国各地で生まれた“新しいコミュニティシネマ/映画の場所”を調査&レポート
  • 韓国のミニシアターやシネマテークなど、韓国各地のコミュニティシネマのレポートを収録
  • 2019年9月に実施した「全国コミュニティシネマ会議2019イン埼玉」のディスカッションや分科会の採録も掲載
『映画上映活動年鑑2019』内容
I 映画館での上映
[資料]

論考:次世代映画ショーケースの試み
全国コミュニティシネマ会議2019採録:上映者が作り手を育てる!

Ⅱ 公共上映
[資料] 全国コミュニティシネマ会議2019採録:子どもと映画プログラム 若年層の観客を開拓する
Ⅲ 特別調査
[資料] 全国コミュニティシネマ会議2019採録:やっぱり、ここで映画をみたい 映画館をつくる/映画館を再生する
Ⅳ 韓国のコミュニティシネマ
アートハウスモモ|アートナイン|サンサンマダン・シネマ|アートシネマ・シニョン劇場
シネマテーク・ソウル・アートシネマ|インディスペース その他
[資料] 全国コミュニティシネマ会議2019採録:日韓コミュニティシネマ会議
Ⅴ 都道府県別上映施設一覧
地方別上映施設地図
北海道・東北地方|関東地方|中部地方
近畿地方|中国・四国地方|九州地方・沖縄
※文化庁「2019度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
購入を希望される方は、コミュニティシネマセンターWebサイトよりご注文ください。
注文はこちら:http://jc3.jp/wp/books/
※コミュニティシネマセンター会員の皆様には本報告書をお送りしています。

#SaveTheCinema「ミニシアターを救え!」プロジェクトが始まりました!

新型コロナウィルスによって大きな打撃を受けている小規模映画館(ミニシアター)を支援するための、
#SaveTheCinema「ミニシアターを救え!」プロジェクトが始まりました!
コミュニティシネマセンターも、#SaveTheCinemaと一緒に、ミニシアターを支援する活動を続けます。

新型コロナウィルス禍は、文化の一翼を担う映画の上映者にも大きな打撃を与えています。
とりわけ、インディペンデントの小規模映画館(ミニシアター)や上映事業者は甚大なダメージを受けています。
地域やコミュニティに根差した上映活動を行う、コミュニティシネマの中核となるミニシアターは、単なる娯楽施設ではなく、地域に多様な文化芸術体験を提供し、コミュニティの「文化権」を確保する重要な文化芸術拠点であり、美術館、劇場・音楽堂等の公立文化施設や、劇団、楽団、美術作家等と同様に、社会に欠くことのできない大切な存在です。
ミニシアターは、地元の小規模事業者やNPO、個人によって経営されるものが圧倒的多数を占めています。
諸外国と異なり、運営に対する公的な支援を受けていないミニシアターは、公立文化施設以上に苦しい状況に置かれています。
新型コロナウィルスが大きな問題となって以降、映画館の集客は30~50%以上減少しました。さらに、3月26日に東京周辺での「外出の自粛」要請が発表された後は、日を追うごとに観客数が減少は急激に加速しています。また、ミニシアターの興行を支えている良質な映画作品の配給者が、次々と新作の公開延期を決めており、今後の見通しもますます悪化しています。
この状況のもと、緊急事態宣言対象地域となった都府県の映画館の多くが休館を決めました。他府県の映画館や上映事業者も、自らの責任で、運営や活動の休止を決断するよう迫られているのが実状です。しかし、何の経済的補償もない中での「休館」は、そのまま「閉館」に繋がってしまうことになりかねません。今の状態が6月まで続けば、夏を待たずに閉館する映画館が続出することが予想されます。
いま、「映画」を届ける文化芸術拠点が地域から失われてしまう瀬戸際にあります。

映画と観客を結ぶ架け橋、映画という表現の最前線である「映画館」をどうしても守りたいという想いを抱く、映画監督、作家、ミニシアター関係者たちが集まって、SaveTheCinemaプロジェクトが始まりました。
4月6日には、賛同をよびかける署名が始まりました。
サイト:http://chng.it/Sk6V6Vhc7g

*このサイトでは署名のみを集めています。全国のミニシアターに応援を届けるクラウドファンディングは、4月13日からhttps://motion-gallery.net/でスタートします。応援いただけますと幸いです。
*チェンジオルグ上のお金の応援はチェンジオルグの運営への応援になります。

SaveTheCinemaプロジェクトは、すでにステートメントが発表されたクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」(4月13日スタート)とも連携しています。
今後は、政府へミニシアターへの支援を求める要望書を提出する予定です。
現在のミニシアターの状況や取り組み、映画館を愛する俳優・監督からのメッセージなどを盛り込んだSAVE the Cinema のウェブサイトもできます。
公式Twitter: https://twitter.com/save_the_cinema
公式FB: https://www.facebook.com/save.the.cinema2020/

どうぞ、みなさま、SaveTheCinema「ミニシアターを救え!」プロジェクトにご支援、ご協力ください。
このプロジェクトにつきましては、コミュニティシネマセンターもSNSやWebサイトを通じて随時発信していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

連絡先:一般社団法人コミュニティシネマセンター
Mail: film@jc3.jp
Tel:050-3535-1573 (平日12:00-18:00)

「映画/批評月間《フランス映画の現在をめぐって》vol.2」が開幕します!オリヴィエ・ペール氏のレクチャーも開催。

 
アンスティチュ・フランセ日本主催の「映画批評月間《フランス映画の現在をめぐって》vol.2」がまもなく開幕します!
第2回目となる今回は、フランスだけではなく、世界的に作家主義的な作品の製作を積極的に支援しているアルテ・フランス・シネマ ディレクター、元ロカルノ映画祭ディレクターのオリヴィエ・ペールにフランスの近作よりもっとも優れた作品のセレクションを依頼。作品の上映と共に、オリヴィエ・ペール氏と、日本の映画批評家たち、監督たちとのディスカッションも行われます。

◎大阪・京都は3月6日~
https://www.institutfrancais.jp/kansai/agenda/mdckansai-2020-02-20/
◎東京・横浜は3月12日~
https://www.institutfrancais.jp/tokyo/agenda/cinema200312/

コミュニティシネマセンターでは、アンスティチュ・フランセ東京とともに、今回の上映作品のセレクターとして来日するオリヴィエ・ペール氏(アルテ・フランス・シネマディレクター)のレクチャー「映画を見せること、語ること、作ること―上映、製作、配給の現在、そして国際共同製作の可能性について」を開催します。

オリヴィエ・ぺール氏は、シネマテーク・フランセーズでプログラム編成を行いながら映画批評を書き始め、その後、カンヌ国際映画祭監督週間のディレクター、ロカルノ国際映画祭のアーティスティック・ディレクターを務めたのち、現在は、アルテARTE・フランス・シネマのディレクターとして、フランスのみならず、ヨーロッパ、世界の映画作家たちが作品を生み出すために、多大なる支援を続けています。

フィルムからデジタルへ移行、映画館、映画祭のみならず配信でどこでも映画が見られる環境が生まれ、資本主義社会の中で翻弄されていく映画というアートの現在。現在、映画を見せること、語ること、そして製作することにはどのような有機的なつながりがあるのか、あるいはありえるのか。お話いただきます。

レクチャー
「映画を見せること、語ること、作ること
 ― 上映、製作、配給の現在、そして国際共同製作の可能性について

講師:
オリヴィエ・ペール(アルテ・フランス・シネマディレクター)(聞き手:土田環)
開催日時:
2020年3月14日(土)13:00~14:30(開場12:45)
会場:
アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
入場方法:
無料、12:45より先着順にご入場ください

詳細は、PDFまたは下記Webサイトをご参照ください。
https://www.institutfrancais.jp/tokyo/agenda/cinema2003141300/

この貴重な機会に、是非ともご参加ください。
(レクチャーの前後には上映もあります。こちらにもご来場ください)


> 東京版チラシPDF(約1MB)

「映画批評月間《フランス映画の現在をめぐって》vol.2」については、チラシや、アンスティチュ・フランセ東京(及び関西)のウェブサイトをご参照ください。

新型コロナウィルスの一日も早い終息を祈っております。

ジョージア映画祭、名古屋シネマテーク(2/8-)、シネマヴェーラ渋谷(3/7-)、高崎映画祭(3/28-)で開催!

 
全国好評巡回中のジョージア映画祭。
今週末2月8日(土)からは、名古屋シネマテークで上映が始まります!
3月にはシネマヴェーラ渋谷、高崎映画祭でも「ジョージア映画祭」参加作品が上映されます。

ジョージアの天才画家ニコ・ピロスマニの後半生を描いた『放浪の画家ピロスマニ』(G.シェンゲラヤ監督)や、O.イオセリアーニ監督(『落葉』『歌うつぐみがおりました』)、T.アブラゼ監督(「祈り三部作」『祈り』『希望の樹』『懺悔』)等、数々の映画史上の名作を生みだし、2018年に誕生110年を迎えたジョージア[グルジア]映画。

サイレント期の伝説的作品から、ソヴィエト時代の名作、独立後の混迷を経て蘇った現代ジョージア映画まで、新旧の日本未公開作品からなる特集「ジョージア映画祭」。

ジョージアワインや、相撲力士・栃ノ心、ラグビーW杯、そして、観光地としても近年日本で大注目のジョージア。
コーカサスの歴史ある国から未知の感動をお届けします!

◎ 巡回スケジュール
名古屋シネマテーク [愛知] 2月8日(土)-14日(金)

【上映作品】
私のお祖母さん (監督:C.ミカベリゼ/1929/67分/白黒サイレント)
西暦2015年 (監督:K.フンダゼ/2015/10分/カラー)
スヴァネティの塩 (監督:M.カラトジシュヴィリ/1930/44分/白黒)
メイダン 世界のへそ (監督:D.ジャネリゼ/2004/52分/カラー)
ケトとコテ (監督:V.タブリアシュヴィリ,S. ゲデヴァニシュヴィリ/1948/90分/白黒)
少女デドゥナ (監督:D.ジャネリゼ/1985/64分/カラー)
少年スサ (監督:R.ビルヴェリ/2010/78分/カラー)
映像 (監督:G.ムレヴリシュヴィリ/2010/11分/カラー) 
祈り (監督:T. アブラゼ/1967/78分/カラー)
陽の当たる町 (監督:R.オネリ/2017/104分/カラー)

シネマヴェーラ渋谷 [東京] 3月7日(土)-4月3日(金)

【上映作品】
スヴァネティの塩 (監督:M.カラトジシュヴィリ/1930/44分/白黒)
映像 (監督:G.ムレヴリシュヴィリ/2010/11分/カラー)
西暦2015年 (監督:K.フンダゼ/2015/10分/カラー)
大いなる緑の谷 (監督:M.ココチャシュヴィリ/1967/87分/白黒)
少年スサ (監督:R.ビルヴェリ/2010/78分/カラー)
ブラインド・デート (監督:L. コグアシュヴィリ/2013/98分/カラー)
他人の家 (監督:D. チュビニシュヴィリ, R.グルルジゼ/2016/103分/カラー)
+ソヴィエト&ジョージア映画を多数上映!

高崎映画祭 [群馬] 3月28日(土), 30日(月)

【上映作品】
ブラインド・デート (監督:L. コグアシュヴィリ/2013/98分/カラー)
他人の家 (監督:D. チュビニシュヴィリ, R.グルルジゼ/2016/103分/カラー)
映像 (監督:G.ムレヴリシュヴィリ/2010/11分/カラー)
西暦2015年 (監督:K.フンダゼ/2015/10分/カラー)
※上映後、はらだたけひで氏(絵本作家/ジョージア映画祭企画)によるトーク実施予定!


全国巡回主催:ジョージア映画祭、コミュニティシネマセンター
お問い合わせ:コミュニティシネマセンター(TEL:050-3535-1573 Email: film@jc3.jp