「映画/批評月間 フランス映画の現在vol.4」 11/26(土)より横浜で開催!

アンスティチュ・フランセが、フランスの映画媒体、批評家、専門家、プログラマーと協力し、最新のフランス映画を選りすぐり紹介する「映画批評月間」。
関西に続き、11月26日[土]~12月9日[金]、横浜シネマ・ジャック&ベティで上映します。

レア・セドゥ主演作『フランス』、クレール・ドゥニ監督×ジュリエット・ビノシュ主演『愛と激しさをもって』、東京国際映画祭でも最新作が上映され話題となったカンタン・デュピュー監督のコメディ『マンディビュル 2人の男と巨大なハエ』、そしてアナイス・ドゥムースティエやアデル・エグザルコプロス、ヴィルジニー・エフィラといった、今まさに輝きを放つ旬な女優たちの作品など、最新の話題のフランス映画を見ることができます。
また、アラン・レネのミューズであり、トリュフォーやドゥミからも賛美された女優、デルフィーヌ・セイリグのレトロスペクティブも上映します。

開催期間中には、坂本安美氏(アンスティチュ・フランセ日本映画プログラム主任)、斉藤綾子氏(明治学院大学教授/映画研究者)によるレクチャーも実施します。

東京で見逃した方、横浜での上映をどうぞお見逃しなく!!


第4回映画/批評月間 フランス映画の現在 

~ジャン=マルク・ラランヌ(「レザンロキュプティーブル」)によるセレクション

開催期間:11月26日[土]~12月9日[金]
会場:横浜シネマ・ジャック&ベティ https://www.jackandbetty.net/

↑チラシPDF

★トーク(レクチャー)★

-11月27日[日]13:00-『そんなの気にしない』上映後
坂本安美(アンスティチュ・フランセ日本映画プログラム主任)によるレクチャー

-12月3日[土]15:10-『デルフィーヌとキャロル』上映後
斉藤綾子(明治学院大学教授/映画研究者)によるレクチャー

※上映日程等、詳細はこちら https://www.jackandbetty.net/cinema/detail/3054/


【上映作品

ジャン=マルク・ラランヌ氏が選ぶ2020年-2022年ベストBest of 2020-2022

セヴェンヌ山脈のアントワネット Antoinette dans les Cévennes de Caroline Vignal

2020年/98分/カラー/フランス 監督:キャロリーヌ・ヴィニャル
出演:ロール・カラミー、バンジャマン・ラヴェルネ
セザール賞最優秀女優賞受賞

マンディビュル ―2人の男と巨大なハエ Mandibules de Quentin Dupieux

2020年/77分/カラー/フランス 監督:カンタン・デュピュー
出演:ダヴィ・マルセ、グレゴワール・ルディック、 アデル・エグザルコプロス
ヴェネツィア国際映画祭正式出品

恋するアナイス Les Amours dAnaïs de Charline Bourgeois-Tacquet

2021年/98分/カラー/フランス 監督:シャルリーヌ・ブルジョワ=タケ
出演:アナイス・ドゥムースティエ、ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ、ドゥニ・ポダリデス
第74回カンヌ国際映画祭批評家週間出品

フランス France de Bruno Dumont

2021年/134分/カラー/フランス=ドイツ=イタリア=ベルギー 監督:ブリュノ・デュモン
出演:レア・セドゥ、バンジャマン・ビオレ、ユリアーネ・ケーラー
第74回カンヌ国際映画祭コンペ部門出品

そんなの気にしない Rien à foutre d’Emmanuel Marre et Julie Lecoustre

2022年/115分/カラー/フランス=ベルギー 監督:エマニュエル・マール、ジュリー・ルクストル
出演:アデル・エグザルコプロス、アレクサンドル・ペリエ、マーラ・タキン
第75回カンヌ国際映画祭批評家週間出品

愛と激しさをもって Avec amour et acharnement de Claire Denis

2022年/116分/カラー/フランス 監督:クレール・ドゥニ
出演:ジュリエット・ビノッシュ、ヴァンサン・ランドン、グレゴワール・コラン、マティ・ディオップ、ビュル・オジエ
第72回ベルリン映画祭最優秀監督賞受賞

ドン・ジュアンDon Juan de Serge Bozon

2022年/100分/カラー/フランス 監督:セルジュ・ボゾン
出演:ヴィルジニー・エフィラ、タハール・ラヒム
第75回カンヌ国際映画祭プレミア部門出品

デルフィーヌ・セイリグ特集 Rétrospective Delphine Seyrig

アラン・レネのミューズ、60年代の演劇界の女王であり、トリュフォーやドゥミからも賛美されたデルフィーヌ・セイリグ(1932-1990)。その名声の絶頂期であった70年代にフェミニズムの闘いに身を投じ、新しい形式やヴィジョン、テーマを歓迎する女性監督たちと仕事しています。当時25歳のシャンタル・アケルマンと傑作『ジャンヌ・ディエルマン』を生み出し、マルグリット・デュラスからは「フランスで、いやおそらく世界で最も偉大な女優」と評されました。自分のイメージを壊すことを恐れず、変化し続けていった自由な女性デルフィーヌ・セイリグのフィルモグラフィーを辿ります。

去年マリエンバートで LAnnée dernière à Marienbad d’Alain Resnais

1961年/94分/モノクロ/フランス=イタリア 監督:アラン・レネ
出演:ジョルジョ・アルベルタッツィ、サッシャ・ピトエフ

ミュリエル Muriel ou le temps dun retour d’Alain Resnais

1963年/118分/カラー/フランス 監督:アラン・レネ
出演:ジャン=バティスト・チェーレ、ジャン=ピエール・ケリアン、ニタ・クライン

インディア・ソング India Song de Marguerite Duras

1974年/120分/カラー/フランス 監督:マルグリット・デュラス
出演:ミシェル・ロンスダール、マチュー・カリエール、クロード・マン

《ジャンヌ・ディエルマン》をめぐってAutour de « Jeanne Dielman » de Sami Frey

1975年/78分/モノクロ/フランス *ビデオ映像 監督:サミー・フレー
出演:シャンタル・アケルマン

デルフィーヌとキャロル Delphine et Carole de Callisto McNulty

2019年/68分/モノクロ/フランス=スイス 監督:カリスト・マクナルティー
出演:キャロル・ロッソプロス、 マルグリット・デュラス、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、シャンタル・アケルマン