「クィア映画上映者のための研修」を開講!

一般社団法人コミュニティシネマセンターが2025年度に実施した「映画上映専門家養成講座」の受講生有志によって構成されたクィアロマコメセレクト実行委員会の上映企画(2027年1月〜を予定)に先立ち、クィア映画上映者のための研修を開催します。

 

近年、クィア作品の上映は映画祭のみならず一般公開でも多様な広がりを見せています。しかし宣伝過程で問題を指摘される事例が度々みられ、上映者側の知識・意識が追いついていない側面があります。

 

性的マイノリティやその表象についての知識は、一朝一夕に得られるものではなく、常に学び続けることが必要です。日本国内で製作されるものだけでなく、海外の映画を国内で上映する際も字幕制作や宣伝面で作品に合った専門家の監修を付けられることが理想的ですが、一人や数人ですべての属性について同じ深さでカバーできるわけではありません。専門家に依頼する側も、丸投げするのではなく、学ぶ姿勢が求められます。

 

また、必ずしもそのマイノリティ性がメインテーマではなくてもクィアなキャラクターが登場するような作品も多くある中で、そうした作品すべての配給に監修が付けられることは想定しにくいでしょう。

 

各社が手探りで上映を手がけている現状で、特に監修者を依頼するに至っていない上映者、どこから始めるべきか迷っているような上映者を本企画は対象としています。全2回のうち初回を講義、第2回をワークショップとし、参加者それぞれの組織等で宣伝ガイドラインを策定するためのきっかけをつくります。

 

クィア映画上映者のための研修

第1回|10月14日(水) 19:00~21:00

「上映者のためのLGBTQ+基礎知識と宣伝事例」

LGBTQ+や性の多様性に関する基礎知識、参照できる資料等について学びます。また、これまでのクィア映画宣伝事例から、具体的に気をつける点を聞きます。次回グループワーク(同じ所属の方は同じ所属同士、お一人でご参加の方は主催者が振り分けます)のためのちょっとした宿題があります。

講師:松岡宗嗣(一般社団法人fair)


第2回|10月21日(水) 19:00~21:00

「クィア映画の宣伝ガイドラインをつくる」

前回の講義を受けて、グループごとにピックアップした作品の宣伝ガイドラインの土台を作成します。実際に持ち帰って今後できることのイメージを持つことで、行動につなげます。

アドバイザー:入内島美穂(アジアンクィア映画祭共同代表/映画配給会社ショートレッグフィルム代表)


 

[会場]   映画美学校 東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS B1F
[定員]   20人 (配給・映画祭・映画館など映画上映関係者対象) ※会場参加のみ
[受講料]  全2講座受講:5,000円/人
[申込方法]  https://queercinema-ws2026.peatix.com
 Peatixにてチケットをお申込みの上、受講料は当日会場にて現金でお支払いください。
[申込期間] 9月14日(月)~10月4日(日)
      ※定員に達し次第締切とさせていただきます。

 

講師プロフィール

第1回講座 「上映者のためのLGBTQ+基礎知識と宣伝事例」

松岡宗嗣(一般社団法人fair代表理事)

愛知県名古屋市生まれ。政策や法制度を中心とした性的マイノリティに関する情報を発信する一般社団法人fair代表理事。ゲイであることをオープンにしながら、GQ JapanやYahoo!ニュース等で多様なジェンダー・セクシュアリティに関する記事を執筆。教育機関や企業、自治体等での研修・講演実績多数。LGBTQ+に関する映画やドラマ等の宣伝監修にも携わる。著書に『多様な性を生きる  – LGBTQ+として生きる先輩たちに人生のヒントを聞いてみた』(河出書房新社) 『あいつゲイだって – アウティングはなぜ問題なのか?』(柏書房)、共著『LGBTとハラスメント』(集英社新書)など


第2回講座 「クィア映画の宣伝ガイドラインをつくる」

入内島美穂(アジアンクィア映画祭共同代表/映画配給会社ショートレッグフィルム代表)

映画に親しむ青春時代を過ごしたのちに、映像制作会社、映画配給会社、ポストプロダクションなどで勤務。その傍ら、自主制作映画を5本監督し、トータルで世界18か国、25都市以上で上映される。2007年にはアジアンクィア映画祭を立ち上げ、ディレクター兼プログラマーとしてアジア各国のクィア映画の発掘に力を注ぐ。2013年の映画祭休止後は映画の世界から離れていたが、深いペットロスを経験後、2026年にアジアンクィア映画祭を再開。アジアのクィア映画を扱うインディペンデント配給レーベル・ショートレッグフィルムを立ち上げる。配給作品として『3670』(9月25日公開)、『宵闇の火花』(2027年公開)が控えている。

 

「クィアロマコメセレクト – 過去を抱きしめて –」、2027年初春開催決定!

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「クィア映画上映者のための研修」についてのお問い合わせ先:
クィアロマコメセレクト実行委員会 queerrmcm2027 [@] gmail.com([@]をアットマークに変える)

 

 

映画上映専門家養成講座とは

「映画上映専門家養成講座」は、映画館、フィルムアーカイブやシネマテーク、コミュニティシネマなどのディレクター、スタッフとして、地域の映画文化を担う人材、映画上映に関連する広範な知識と創造力、現場運営に欠かせない高度なスキルを兼ね備えた「映画上映専門家」を育成することを目的とした講座です。
2025年度には8ヶ月間にわたる27コマの講座を開講、2026年度はその受講生による修了企画を実施します。
ウェブサイトhttps://eigabigakkou.com/course/cmw/outline/

 

「映画上映専門家養成講座」についてのお問い合わせ先:
コミュニティシネマセンター film [@] jc3.jp([@]をアットマークに変える)

 

主催:クィアロマコメセレクト実行委員会/一般社団法人コミュニティシネマセンター
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成))/独立行政法人日本芸術文化振興会