コミュニティシネマセンターは、巨匠フレデリック・ワイズマン監督のデビュー作から最新公開作まで40作を網羅する総特集を、アテネ・フランセ文化センターにて2月18日(月)より開催いたします。
昨年秋からの特集「フレデリック・ワイズマンの足跡 Part.1&Part.2」では、同監督の軌跡を年代順にたどってきました。
本特集はその総集編として、監督デビュー作『チチカット・フォーリーズ』(1967)から、最新公開作『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』まで、現在、日本で上映可能な全作品および、日本初公開の『大学―At Berkeley』(2013)からなる40作品を一挙上映します。
(『大学―At Berkeley』)
“現代社会の観察者”として独自の映像表現を展開し続けているドキュメンタリー作家フレデリック・ワイズマン。これまでに、学校、病院、警察、軍隊、裁判所、福祉施設、議会など、アメリカの様々な施設・組織を撮り続けてきました。ワイズマン自身が“〈われわれの生活様式の博物誌〉を紹介するドキュメンタリー・シリーズ”という作品群には、悲劇的であると同時に喜劇的、深刻でありながら滑稽でもあり、複雑であると同時に素朴(ナイーヴ)、絶望の中にもユーモアが光る、矛盾に満ちた魅力的な“アメリカ”が映し出されています。
期間中には、三宅唱(映画監督)、高橋洋(映画監督/脚本家)、樋口泰人(boid主宰/爆音映画祭プロデューサー)、相澤虎之助(映画監督/脚本家)、濱口竜介(映画監督)、細馬宏通(滋賀県立大学人間文化学部教授)、ジュリアン・ジェステール(映画批評家、リベラシオン紙)ら多彩なゲストによるトークも実施します。
昨年秋から続いてきた「フレデリック・ワイズマンの足跡」も、これで最終章となります。見逃した作品や、もう一度見たい作品など、この機会にどうぞご覧ください!
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フレデリック・ワイズマンの足跡 Part.3
フレデリック・ワイズマンのすべて
会場:アテネ・フランセ文化センター(御茶ノ水)
日程:2019年2月18日[月]~3月2日[土]|3月18日[月]~30日[土]
特集サイト:http://jc3.jp/wiseman2018/
アテネ・フランセ文化センターWebサイト:http://www.athenee.net/culturalcenter/
上映作品・スケジュールは、チラシPDFをご参照ください。
トークイベント:
2月18日[月]18:30『チチカット・フォーリーズ』上映後
三宅唱(映画監督)、高橋洋(脚本家/映画監督) 聞き手:石坂健治(東京国際映画祭プログラミングディレクター)
3月2日[土]16:00『福祉』上映後
樋口泰人(boid主宰/爆音映画祭)+相澤虎之助(映画監督・脚本家)ほか
3月23日[土]16:40『DV2 ドメスティック・バイオレンス2』上映後
濱口竜介(映画監督)、細馬宏通(滋賀県立大学人間文化学部教授)
3月27日[水]16:00『メイン州ベルファスト』上映後
ジュリアン・ジェステール(リベラシオン紙文化欄チーフ、映画批評家) 聞き手:坂本安美(アンスティチュ・フランセ日本 映画プログラム主任)
*本特集の半券をお持ちの方ならトークにご参加いただけます。
★「フレデリック・ワイズマンの足跡 Part.2 1986-2014」
アテネ・フランセ文化センターにて開催中(2月9日[土]まで)
お問合せ:コミュニティシネマセンター TEL:050-3535-1573