近年、落語や講談、浪曲、活弁など、日本の「語り芸」が若者の間でもブームになっています。
日本の伝統的な大衆芸能「浪曲」(浪花節)は、明治から昭和30年代に至るまで、最も庶民に親しまれた語り芸です。
義理と人情を重んじる浪花節のスピリットは「忠臣蔵」「清水次郎長伝」「国定忠治」「天保水滸伝」などを下敷きにした日本映画に継承され、戦後の日本映画黄金時代を興行的に支えました。
今年の夏から東京、関西、九州と全国各地の映画館で開催され、好評を博している「映画ミーツ浪曲」(映画上映+浪曲実演)が、今週末11月24日(日)より、横浜シネマリン、深谷シネマ、高崎電気館の関東3会場で行われます!
『河内山宗俊』(山中貞雄)、『一本刀土俵入』(マキノ雅弘)といった巨匠の作品に、現在では上映される機会の少ない浪曲映画の代表作『呼子星』『雲右ヱ門とその妻』、映画と浪曲の魅力を堪能していただける4プログラム。
各会場とも、浪曲にまつわる映画上映後に、浪曲師玉川奈々福氏と曲師沢村豊子氏による浪曲をお楽しみいただきます。
まだ浪曲を体験したことがない方も、この貴重な機会を、どうぞお見逃しなく!
劇場受付または電話で予約を受け付けています。
14:30-
映画『河内山宗俊』(1936年/山中貞雄監督/82分/35mm)
浪曲「天保六花撰 河内山と直侍」
19:00-
映画『一本刀土俵入』(1957年/マキノ雅弘監督/83分/35mm)
浪曲「阿武松緑之助」
13:00-
映画『呼子星』(1952年/吉村廉監督/83分/デジタル)
浪曲「金魚夢幻」
14:00-
映画『雲右ヱ門とその妻』(1962年/安田公義監督/88分/35mm)
浪曲「赤穂義士伝 俵星玄蕃」
料金:2,800円(映画+浪曲)
◎ 横浜シネマリン
TEL:045-341-3180
https://cinemarine.co.jp/wandering-song/
◎ 深谷シネマ
TEL:048-551-4592
http://fukayacinema.jp/?eid=1011
◎ 高崎電気館
TEL:027-395-0483
http://takasaki-denkikan.jp/rokyoku.html