日本における映画館及び非映画館(公共ホール等)での上映状況のデータの収集・分析や、映画祭やコミュニティシネマといった公共的な上映活動に関する調査など、映画上映活動に関する様々な調査を行っています。
映画上映活動年鑑2023
(PDF)と書かれていない項目は、ウェブ上に公開していません。
報告書「映画上映活動年鑑2023」で、全体をお読みいただくことができます。
Ⅰ 映画館での上映
|1 概況(PDF)
|2 公開本数・公開作品(PDF)
|3 諸外国との比較(PDF)
|4 都道府県別概況(PDF)
|5 全国映画館リスト2023
Ⅱ 公共上映
|1 全国映画祭リスト2023(PDF)
|2 公共の映画専門施設(シネマテーク)及び上映事業を行う美術館など(PDF)
|3 映画館以外で行われる上映活動(PDF)
Ⅲ 特集1|コロナ後のコミュニティシネマ
プレゼンテーション+ディスカッション|再生する映画館~映画館はみんなのもの~
|ディスカッション(PDF)
|プレゼンテーション1|小倉昭和館の再建(PDF)
|プレゼンテーション2|シネコン「ミッドランドスクエア シネマ」の試み (PDF)
|資料 | 映画館の経営状況と今後についてのアンケート(PDF)
Ⅳ 特集2|フィルム上映の現状を考える
フィルムで見る映画について(PDF)
日本におけるフィルム上映の現状(PDF)
韓国におけるフィルム上映の現状(PDF)
ディスカッション | 映写技師という仕事(PDF)
Ⅴ 資料 | 都道府県別上映施設一覧
地方別上映施設地図
都道府県別上映施設一覧
Ⅵ 上映に関わる用語(PDF)
本年鑑のデータ作成にあたっては、以下の資料を参照した。
●人口
各都道府県が発表している「人口推計」を参照。(各年10月1日現在)
*北海道のみ「人口推計」が毎月末現在であるため、9月30日現在のデータを使用している。
●スクリーン数及び映画館数
「日本映画産業統計」(日本映画製作者連盟) http://www.eiren.org/toukei/data.html
『映画年鑑』別冊「映画館名簿」[1993~2023](時事映画通信社刊 /キネマ旬報社刊)
『映画上映活動年鑑』[2010/2016/2017/2018/2019/2020/2021/2022](コミュニティシネマセンター刊)
*各年の1月1日から12月31日まで営業があった映画館をスクリーン数及び映画館数の対象としている。また、「映画館名簿」に掲載されていない映画館でも、恒常的な上映を行っている場合は加え、また、掲載されている上映施設でも上映実績が確認できなかった場合は載せていないものがある。
●観客数、公開本数、興行収入、都道府県別観客数
「日本映画産業統計」(日本映画製作者連盟) http://www.eiren.org/toukei/data.html
「特定サービス産業実態調査報告書 映画館編」(経済産業省) http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/tokusabizi/
「経済センサス 活動調査」(総務省・経済産業省5年ごとに実施)令和3年経済センサス活動調査サービス関連産業に関する集計
* 「日本映画産業統計」における観客数には都道府県別の内訳は示されていないが、2019年まで公表されていた「特定サービス産業実態調査報告書 映画館編」及び「経済センサス 活動調査」には、都道府県別観客数が記載されている。
2023年のデータでは、2015 ~ 2023年に発表された「特定サービス産業実態調査報告書」及び「経済センサス 活動調査」における、各年の観客数計に対して各都道府県の観客数が占める割合の平均値を使用。これを「日本映画産業統計」に乗じることで各都道府県の観客数の概算値を算出した。
●諸外国の上映に関するデータ
-フランス: フランス国立映画センター| Centre national du cinéma et de l’image animée(CNC)
“Bilan du CNC” | https://www.cnc.fr/creation-numerique/etudes-et-rapports/bilans
-イギリス: 英国映画協会| British Film Institute(BFI)“Statistical Yearbook”
http://www.bfi.org.uk/education-research/film-industry-statistics-research/statistical-yearbook
-ドイツ: ドイツ映画振興協会| Filmförderungsanstalt(FFA)“FFA Info”
http://www.ffa.de/studien-und-publikationen.html
-オーストラリア: スクリーン・オーストラリア| Screen Australia “Fact Finders”
https://www.screenaustralia.gov.au/fact-finders/
-韓国: 韓国映画振興委員会(KOFIC)|「韓国映画産業決算」
https://www.kofic.or.kr/kofic/business/rsch/findPolicyList.do
『映画年鑑2024』「統計編 世界主要各国映画諸統計」(キネマ旬報社刊)
“Focus2023-World film market trends” 第76回カンヌ国際映画祭フィルムマーケット配布資料
◆映画館の種別
本年鑑では、映画館を、その形態・上映プログラムにより、原則として下記のように分類している。
・シネマコンプレックス(シネコン)
同一の運営組織が、同一の所在地に名称の統一された複数のスクリーンを設置し、かつ、出入り口、入場券売場、ロビー・売店、映写室等を集約化して共有する映画館。本年鑑では原則として「5スクリーン以上」をシネマコンプレックスとしている。
・ミニシアター(/ 名画座)
大手映画製作・配給会社の直接の影響下にない独立した経営を行い、単館ないしは数館による公開を前提とした「単館系」「アート系」と呼ばれる作品を中心に番組編成を行う小規模劇場・映画館、及び名画座と称される旧作またはロードショー館での上映が終了した新作で番組編成をしている映画館を合わせて「ミニシアター」としている。
さらに、「ミニシアター」を下記の3つに分類をしている。
-ミニシアター
-名画座
-元・既存興行館:元は既存興行館だったが、近年ミニシアター的な番組編成に変更した映画館
・既存興行館
その地域の興行会社が経営する従来型の映画館。かつてはその多くが大手映画製作・配給会社の直営・系列館として経営されてきた。本年鑑では、新たに開館した映画館であっても、上映作品の多くが大手映画製作・配給会社の作品であれば「既存興行館」としている。さらに、「既存興行館」は下記の2つに分類している。
–既存興行館
–2005年以降に開館した既存興行館
・成人映画館
「上映に関わる用語」(p.189)を参照。
◆公共上映に関する用語
・シネマテーク
映画を定期的に上映する映画アーカイブや美術館等の文化施設や公立映画館など、公共的な映画上映のための専門施設。
・映画祭
特定の場所で期間を限定してコンペティション形式ないしは特集形式で複数の映画・映像作品を集め、上映するイベントで定期的に開催されるもの。
・全国映画祭リスト
「映画祭に関する基礎調査2015-2016報告書」(コミュニティシネマセンター編集)の「全国映画祭リスト」を毎年更新している。
・公共の映画専門施設(シネマテーク)及び上映事業を行う美術館一覧
全国のアーカイブ・シネマテークに対して行ったアンケート調査(2017年)を元に作成・更新している。
・映画館以外で行われる上映活動
前年のデータに、2023年に新たに確認できた、ある程度定期的に活動を行う上映団体・上映活動を追加した。
・映画資料館
『全国映画資料館録2020』(国立映画アーカイブ、映像産業振興機構編)を参照
映画上映活動年鑑2022
(PDF)と書かれていない項目は、ウェブ上に公開していません。
報告書「映画上映活動年鑑2022」で、全体をお読みいただくことができます。
Ⅰ 映画館での上映
|1 概況(PDF)
|2 公開本数・公開作品(PDF)
|3 諸外国との比較[2021](PDF)
|4 都道府県別概況(PDF)
|5 全国映画館リスト2022
Ⅱ 公共上映
|1 公共の映画専門施設(シネマテーク)及び上映事業を行う美術館(PDF)
|2 映画館以外で行われる上映活動(PDF)
Ⅲ 特集1|映画祭の現在
新たな”映画祭の時代”(PDF)
プレゼンテーション1|高崎映画祭によって育まれる高崎の「映画文化」(PDF)
プレゼンテーション2|リュサス国際ドキュメンタリー映画祭(PDF)
プレゼンテーション3|ひろしまアニメーションシーズン(PDF)
プレゼンテーション4|〈映画の力〉プロジェクト(PDF)
全国映画祭リスト2022(PDF)
Ⅳ 特集2|映画振興策の現在
新たな映画上映振興策に向けて、前提として考えておきたいこと(PDF)
日本における映画政策の展開 ─「これからの日本映画の振興について」以降の20年―(PDF)
新しい上映振興策について(PDF)
全国コミュニティシネマ会議2022 ディスカッション|「上映活動支援制度」を実現するために(PDF)
Ⅴ 資料:都道府県別上映施設一覧
地方別上映施設地図
都道府県別上映施設一覧
Ⅵ 上映に関する用語(PDF)
本年鑑のデータ作成にあたっては、以下の資料を参照した。
●人口
総務省統計局発表「人口推計」 https://www.stat.go.jp/data/jinsui/index.html
2013年については、2013年10月1日現在の数値を参照。
2022年については、各都道府県が発表している「人口推計」(2022年10月1日現在)を参照した。
●スクリーン数及び映画館数
「日本映画産業統計」(日本映画製作者連盟) http://www.eiren.org/toukei/data.html
『映画年鑑』別冊「映画館名簿」[1993~2023](時事映画通信社刊 /キネマ旬報社刊)
『映画上映活動年鑑』[2010/2016/2017/2018/2019/2020/2021](コミュニティシネマセンター刊)
*各年の1月1日から12月31日までに営業があった映画館をスクリーン数及び映画館数としている。また、「映画館名簿」に掲載されていない映画館でも、恒常的な上映を行っている場合は加え、また、掲載されている上映施設でも上映実績が確認できなかった場合は載せていない。
●観客数、公開本数、興行収入、都道府県別観客数
「日本映画産業統計」(日本映画製作者連盟) http://www.eiren.org/toukei/data.html
「特定サービス産業実態調査報告書 映画館編」(経済産業省) http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/tokusabizi/
「経済センサス 活動調査」(総務省・経済産業省)
https://www.stat.go.jp/data/e-census/index.html
* 「日本映画産業統計」(日本映画製作者連盟)には都道府県別の観客数は示されていないが、「特定サービス産業実態調査報告書 映画館編」(経済産業省/2019年終了)及び「経済センサス 活動調査」(総務省・経済産業省/5年に1度実施)には、都道府県別観客数が記載されている。
本年鑑では、2015年/2017年/2018年の「特定サービス産業実態調査報告書」(データは2014年/2016年/2017年)及び2018年/2023年の「経済センサス 活動調査」(データは2015年/2020年)のデータをもとに、観客数の総計に対する各都道府県のシェアの平均値を計算、「日本映画産業統計」発表の全国の観客数にこの割合を乗じることで、各都道府県の観客数の概算値を算出している。
●諸外国の上映に関するデータ
- アメリカ(及びカナダ):アメリカ映画協会 | Motion Picture Association of America(MPAA)“Theatrical Home Entertainment Market Environment(THEME)Report” | http://www.mpaa.org/research-and-reports/
- フランス:フランス国立映画・映像センター | Centre national du cinéma et de l’image animée(CNC)”Bilan du CNC” | https://www.cnc.fr/creation-numerique/etudes-et-rapports/bilans
- イギリス: 英国映画協会 | British Film Institute(BFI)”Statistical Yearbook”
http://www.bfi.org.uk/education-research/film-industry-statistics-research/statistical-yearbook
- オランダ:オランダ映画基金 | Nederlands Filmfonds “FILM FACTS & FIGURES” |
http://www.bfi.org.uk/education-research/film-industry-statistics-research/statistical-yearbook
- ドイツ:ドイツ映画振興協会 | Filmförderungsanstalt(FFA)”FFA Info” |
http://www.ffa.de/studien-und-publikationen.html
- オーストラリア:スクリーン・オーストラリア | Screen Australia “Fact Finders” |
https://www.screenaustralia.gov.au/fact-finders/
- 韓国:韓国映画振興委員会(KOFIC)| ”Korean Film Industry” |
http://www.koreanfilm.or.kr/eng/publications/books.jsp
『映画年鑑2023』「統計編 世界主要各国映画諸統計」(キネマ旬報社刊)
◆映画館の種別
本年鑑では、映画館を、その形態・上映プログラムにより、原則として下記のように分類している。
・シネマコンプレックス(シネコン)
同一の運営組織が、同一の所在地に名称の統一された複数のスクリーンを設置し、かつ、出入り口、入場券売場、ロビー・売店、映写室等を集約化して共有する映画館。本年鑑では原則として「5スクリーン以上」としている。
・ミニシアター(/ 名画座)
大手映画製作・配給会社の直接の影響下にない独立した経営を行い、単館ないしは数館による公開を前提とした「単館系」「アート系」と呼ばれる作品を中心に番組編成を行う小規模劇場・映画館、及び名画座と称される旧作またはロードショー館での上映が終了した新作で番組編成をしている映画館を合わせて「ミニシアター」としている。
さらに、「ミニシアター」を下記の3つに分類をしている。
-ミニシアター
-名画座
-元・既存興行館:元は既存興行館だったが、近年ミニシアター的な番組編成に変更した映画館
・既存興行館
その地域の興行会社が経営する従来型の映画館。かつてはその多くが大手映画製作・配給会社の直営・系列館として経営されてきた。本年鑑では、新たに開館した映画館であっても、上映作品の多くが大手映画製作・配給会社の作品であれば「既存興行館」としている。さらに、「既存興行館」は下記の2つに分類している。
–既存興行館
–2005年以降に開館した既存興行館
・成人映画館
「上映に関わる用語」を参照。
・全国映画祭リスト
「映画祭に関する基礎調査2015-2016報告書」(コミュニティシネマセンター編集)の「全国映画祭リスト」を更新した。
─
・シネマテーク及び映画資料館、映画上映を行う美術館・博物館
全国のアーカイブ・シネマテークに対して行ったアンケート調査(2017年)を元に作成・更新した。
─
・映画館以外で行われる上映活動
自主上映団体、公共文化施設による上映については、コミュニティシネマセンターが保有する公共ホール、自主上映団体等のリストを
元に、過去1-2年の活動実績をネット上で確認し、定期的な活動が確認された団体のみを掲載している。移動上映事業者による上映
については、移動上映事業者のサイトを確認することに加え、近年ヒット作品を上映した公共文化施設を検索し、適宜追加した。
─
映画資料館
『全国映画資料館録2020』(国立映画アーカイブ、映像産業振興機構編)を参照。
◆公共上映に関する用語
・シネマテーク
映画を定期的に上映する映画アーカイブや美術館等の文化施設や公立映画館など、公共的な映画上映のための専門施設。
・映画祭
特定の場所で期間を限定してコンペティション形式ないしは特集形式で複数の映画・映像作品を集め、上映するイベントで定期的に開催されるもの。
[ 2021年度 ]
映画上映活動年鑑2021
[ 2020年度 ]
映画上映活動年鑑2020
[ 2019年度 ]
映画上映活動年鑑2019
[ 2018年度 ]
映画上映活動年鑑2018
[ 2017年度 ]
映画上映活動年鑑2017
[ 2016年度 ]
映画上映活動年鑑2016
[ 2015年度 ]
映画上映振興策を考える -ワークショップとシンポジウム
[ 2014年度 ]
「映画上映振興策を考える―シンポジウムとワークショップ」中間報告書
[ 2010年度 ]
映画上映活動年鑑2010
[ 2008年度 ]
映画上映活動年鑑2008
[ 2007年度 ]
「映画祭」と「コミュニティシネマ」に関する基礎調査
[ 2006年度 ]
映画上映活動年鑑2006
調査事業のアーカイヴ
コミュニティシネマセンターでは、これまでに下記の調査事業を実施してきました。
● 地域における映画上映状況調査(映画上映活動年鑑)
● 『映画祭』と『コミュニティシネマ』に関する基礎調査
● 芸術振興のための法と制度調査 ~ヨーロッパ、アメリカ、韓国の映画振興を中心に~
● 諸外国及びわが国における『映画教育』に関する調査