「ポルトガル映画祭2010—マノエル・ド・オリヴェイラとポルトガル映画の巨匠たち」(会場: 東京国立近代美術館フィルムセンター)の9月の開催を記念して、プレイベントを実施します。同映画祭で上映する『アニキ・ボボ』(オリヴェイラ監督の長編第一作)を特別上映し、ペドロ・コスタ監督(新作『何も変えてはならない』7月31日公開)が、ポルトガル映画史について講演を行います。

2010年7月26日(月) 17:40 上映 | 「アニキ・ボボ」Aniki Bóbó 1942(71分)
19:00 講演 |  ペドロ・コスタ(映画作家)

アニキ・ボボ Aniki Bóbó 1942(71分)

監督・脚本 | マノエル・ド・オリヴェイラ
撮影 | アントニオ・メンデス

出演 | ナシメント・フェルナンデス、フェルナンダ・マトス、オラシオ・シルヴァ
陽光降り注ぐポルトの街を舞台に、躍動する少年少女たちを縦横無尽に活写してネオレアリズモの先駆的作品と見なされる。
「アニキ・ ボボ」とは警官・泥棒という遊びの名前。幼い恋の冒険を「罪悪」と「友愛」の寓意へ変貌させる演出のスケール感は、すでに後年のオリヴェイラ作品を予感させる。


講演 |
ペドロ・コスタ 
Pedro Costa

1959 年生まれ。
リスボン大学で歴史と文学を専攻。
青春時代はロックに傾倒する。国立映画学校に学び、とりわけアントニオ・レイスに師事。
卒業後ジョアン・ボテーリョらの作品にスタッフとして参加しつつ、1987 年、短編作品『ジュリアへの手紙』Cartas a Júlia を監督。長編作品『血』(89)、『溶岩の家』(95)『骨』(97)を発表。大胆かつ尖鋭的な映像構成で世界を瞠目させる。
その後、土地とそこで生活する住人との、親密で息の長い関係から映像を紡ぎ出す独自の路線へ舵を切り、『ヴァンダの部屋』(00)、『コロッサル・ユース』(06)などを完成。
フランス人女優ジャンヌ・バリバールの音楽活動を記録した最新作『何も変えてはならない』(09)が7月31日より日本公開。

*入れ替えなし
*上映作品は日本語字幕付き、講演は日本語通訳付きです。



料金


一般 1200円
アテネ・フランセ文化センター会員 1000円

本イベントのチケットの半券を「ポルトガル映画祭2010」の受付でご提示いただくと、
リピーター割引
が適応されます(1名様、1回かぎり有効)。
アテネ・フランセ文化センター会員入会をご希望の方は登録が必要になります。
登録料:一般1500円/アテネ・フランセ学生1000円(2011年3月まで有効)

会場

アテネ・フランセ文化センター
東京都千代田区神田駿河台2-11 
アテネ・フランセ4F
電話:03-3291-4339(13:00-20:00)

・JR/地下鉄 御茶ノ水、
水道橋駅 徒歩7分


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主催 | アテネ・フランセ文化センター 
一般社団法人コミュニティシネマセンター
特別協力 | ポルトガル大使館
協力 | 東京国立近代美術館フィルムセンター 川崎市市民ミュージアム シネマトリックス 映画美学校