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衝撃のデビュー作『チチカット・フォーリーズ』(1967)から、近作『ボクシング・ジム』(2010)まで、
日本初公開となる8作品を含む、現在上映可能な36作品一挙上映!
フレデリック・ワイズマン監督来日!!

1967年の『チチカット・フォーリーズ』以来、“現代社会の観察者”として独自の映像表現を展開し続けているドキュメンタリー映画の巨匠フレデリック・ワイズマン。40数年にわたり、学校、病院、警察、軍隊、裁判所、福祉施設、議会など、アメリカの様々な施設・組織を撮り続けてきました。
ワイズマン自身が “〈われわれの生活様式の博物誌〉を紹介するドキュメンタリー・シリーズ”という作品群には、悲劇的であると同時に喜劇的、深刻でありながら滑稽でもあり、複雑であると同時に素朴、絶望の中にもユーモアが光る、矛盾に満ちた魅力的な“アメリカ”が映し出されます。
コミュニティシネマセンターでは、1998年の「フレデリック・ワイズマン映画祭」の開催以来、ワイズマン作品を買い足し、数年ごとにワイズマン監督特集を実施してきました。そして、今回、ついに1967年の『チチカット・フォーリーズ』から2010年の『ボクシング・ジム』まで、現在上映可能なワイズマン監督作品36本を一挙上映、フレデリック・ワイズマン監督自身を迎え、空前絶後のワイズマン・レトロスペクティヴが実現します!
2010年にはニューヨーク近代美術館(MOMA)が1年間かけてワイズマンの長期レトロスペクティヴを行い、ガリマール社とMOMAによる「Frederick Wiseman」が出版され、国際的に大きな注目を集め、今年8月下旬には日本でも岩波書店より 「全貌フレデリック・ワイズマン―アメリカ合衆国を記録する」 (土本典昭+鈴木一誌編)が発売されました。さらに、つい先ごろヴェネチア映画祭で上映された最新作『クレイジーホース』(仮題)は日本での劇場公開が決まり、東京国際映画祭での上映も決定しました。
この機会に、ワイズマン映画の魅力にどっぷりと浸ってください!

企画趣旨
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