ドウロ河|Douro, Faina Fluvial

1931年/21分/モノクロ/35mm
監督:マノエル・ド・オリヴェイラ 撮影:アントニオ・メンデス

22歳のオリヴェイラによる初監督作品。オリヴェイラ作品にたびたび登場する、ポルトを流れるドウロ川の一日。様々なものが行き交う河岸の市場で働く男たち、女たち、二階建て構造のドン・ルイス一世橋を走る車、漁に向かう帆船、川沿いに広がるポルトの町、機関車、自転車、牛車、飛行機…。オリヴェイラの親友であり、詩人・作家のジョゼ・レジオは、本作について「…映画監督が芸術家(他のいかなる分野のもっとも誠実な芸術家にも劣らぬ芸術家)であることを実際に証明する、その詩的輝きと人間的感動を達成した…」と絶賛した。