映画上映専門家養成講座 シネマ・マネジメント・ワークショップ[東京] 2007年6月26日、いよいよ開講!!受講者募集中!
■映画上映専門家養成講座とは・・・ 近年の映画上映の状況をみてみると、大都市においては大ヒット作品と低集客作品の2極化が顕著になり、宣伝費の高騰とあいまって、質は高くても興行力のない作品や映画史的に重要な作品の公開が困難になりつつあります。
また、地方都市では、シネコンの進出によって既存映画館が相次いで閉館し、中心街では映画が見られない(車をもっていないシニア層や生徒が鑑賞機会を失った)、さらに複数のシネコンが同じような作品を同時にかけるために、スクリーン数が増大しているにもかかわらず映画文化の豊かさを感じることができないという状況が続いています。
映画文化を豊かなものにするには、映画祭やミニシアターを含めた公共的な上映活動をさらに推進する必要があります。それには専門的なノウハウと理念をもって映画上映を行う人材の育成が急務であると考え、「コミュニティシネマ支援センター」でカリキュラムの検討を行い、文化庁の支援のもとに本講座が企画されました。
■映画上映専門家養成講座[シネマ・マネジメント・ワークショップ]の内容 本講座では、映画を上映することの意味、プログラムがもつ批評性、公共上映の歴史や意義、コミュニティとの関わりといった理念的な側面から、企画・プログラミング、上映作品の交渉、映写・音響システム、広報宣伝の方法や集客、上映会場の運営など、映画上映に関する網羅的な知識やノウハウを実践的に学ぶことができます。これから映画上映を学ぼうとする初心者はもちろんのこと、すでに経験を積んだ美術館の映像担当学芸員や自治体の文化担当者、映画祭や映画館のスタッフ等にも新たな事業展開を考える契機としていただける内容となっています。
また講義・ゼミのほかに、10回にわたる映画鑑賞+講義で学ぶ「映画史」、さらに受講者自身の企画による修了上映会を、アテネ・フランセ文化センターおよびユーロスペースで来年5月中旬に開催します。
【講義とゼミ】全32コマを予定 ガイダンスとオルタナティヴ上映概説/上映企画の種類と批評性/上映企画ゼミ──特集上映を企画、予算を組む/興行館の番組編成──シネコンとミニシアター/非商業上映の歴史──啓蒙運動からコミュニティシネマまで/日本映画興行史──興行形態の変遷/未公開映画企画ゼミ――特集/映画祭と予算/映画の諸権利と著作権/外国新作映画の購入──交渉・契約・輸入・公開まで/常設館の新設と運営──ミニシアターを作る/コミュニティシネマとは何か――海外事例と日本の現状/フィルムの保存と上映――国内と海外の事例/地元興行館の活動――地域との協働/コミュニティと映画──上映活動と文化政策・街づくり/活動事例――子どものための映画教育/ファンドレイジング──企業協賛と公的助成/映写・音響システムの基礎知識──上映サイズ゛とサウンド/宣伝戦略とは何か――企画コンセプトの確定から企画の実現まで など。 【映画鑑賞+映画史講義】 全10回 各回1作品を鑑賞後、映画史の講義。 【修了実習】 来年5月中旬にユーロスペースとアテネ・フランセで、受講生企画の修了上映会を実施。
主催│ 特定非営利活動法人映画美学校/コミュニティシネマ支援センター/エース・ジャパン 支援│文化庁
期間:2007年6月26日→2008年3月18日(夏期休暇・年末年始を除く) 授業時間:毎週火曜日の午後7時〜9時。 「映画鑑賞+映画史講義」は月1回土曜日午後2時〜5時。 教室:映画美学校(京橋駅1分)ほか。 受講資格:18才以上。学歴・経験の有無は問いません。 募集人数:24人。定員に達し次第締め切ります。 授講料:157.500円(教材費・消費税込)
受講を希望する方にはチラシをお送りします。
[お問い合わせ]コミュニティシネマ支援センターまで
※こちらもご参照ください 映画美学校 http://www.eigabigakkou.com/management/index.html
************************************************************** コミュニティシネマ支援センター事務局 Tel 03-5562-9574/-4422 Fax 03-5562-4423 (エース・ジャパン内) 掲示板: http://tamatebako.net/comi-cine/
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